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食べる棚田保全にご協力を

タナダからの手紙 No.27 



ちょっとご案内が遅くなりましたが、愛林館の水田では今年も香り米が穫れました。

7月末の大雨で、すぐ横を流れる小川と本流の両方が溢れて石や砂利がいっぱい流れ込むという事故はありましたが、どうにか収穫できて何よりです。9月半ばの台風は、周囲の棚田の稲を全部倒しましたが、愛林館の水田は周囲より1ヶ月遅れの田植えのために無事やり過ごすことができました。

苗は隣の大口市の農家に委託して栽培してもらいました。ここはお湯で籾を消毒し、苗の段階で殺菌剤を1回使っています。田植え後は7月に殺虫剤を1回使いました。最も水を汚す除草剤は使わず、シルバー人材センターの皆さんに草を取ってもらいました。除草剤に比べてすごーく金がかかります。

万石はとても香りの良いお米で、分析してみるとポップコーンが弾けた時の香りと同じ成分を持っています。東北地方で有名なだだちゃ豆なども同じ成分です。ご飯を炊く時から香り始め、あつあつではもちろん、冷えてからさらに香りが強くなります。
お昼はお弁当、という方は特におすすめです。

今年の耕作面積は2反5畝(=25a=2500平方m=758坪)、収穫は白米換算で約380kgでした。1反当たり白米152kg=玄米167kgということで、周囲の棚田のヒノヒカリに比べれば随分少ないですが、そもそもあまり穫れない品種ですから仕方のないところです。皆様がこのお米を買っていただけると、愛林館の周辺の美しい棚田の景色が守られます。それだけでなく、棚田の働き(降った雨を貯める、貯めた水が地下水になる、村の暮らしを守る)も守られます。棚田のお米を買うということは、単に食べ物を買うことではないのです。万石を1袋(200g)で1.3平方m、5袋で6.5平方m(約4畳)の棚田保全に協力していただいたことになります。

食べる時は、万石1袋を2kgのお米と混ぜて下さい。後は普通に洗って炊けばOK。万石の香りはすぐに蒸発しますが、お米と混ぜれば周囲に吸収されます。

なお、皆様には御注文を受けてから精米したものをお送りします。そのため、ご注文
後すぐに発送というわけに行きません。お急ぎの方は、精米済(もちろん香りは十分
にあります)のものをお送りしますのでお知らせ下さい。

また、玄米食の方には玄米の万石をぜひおすすめします。白米の場合は1割でいいのですが、玄米では2割ほど混ぜて炊いてみて下さい。

では、よろしくご検討をお願いします。代金は同封する振替用紙でお支払い下さい。


沢畑 亨@日本一(自称)の棚田の里
http://www7.ocn.ne.jp/~airinkan
airinkan@giga.ocn.ne.jp


1:エクスパックセット
万石1袋(簡易包装)200g×5袋
送料込み税込み2300円

2:お試し万石
万石1袋(簡易包装)200g 送料込み税込み500円

3:玄米万石
1kg 送料込み税込み2100円

★多量のご注文やお遣い物包装の場合は、ご一報下さい。送料等で多少値段が変わり
ます。