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みなまた環境大学
「海と山がつながればマチはどげんかなるばい」

2014年10月31日(金)~11月3(月・祝)



不知火海沿岸に位置する水俣は、海の幸・山の幸に恵まれたところです。子どもが描く絵のように、山を描いて川の流れがマチのそばで海に流れ込む様子を描けば、それが水俣なのです。山から海まで、水俣をゆっくりじっくり学びませんか。

山では棚田を支えた石垣を積みます。石垣は100年は棚田を支えます。そんな長持ちするモノを作る機会はめったにありません。近代化以前に完成した技術のすごさがわかると思います。  また、様々な人工林、愛林館がボランティアと育てている「水源の森」、砂防ダムを見て、命を支える森の現状を考えます。  

海では、美味しい海産物で水俣の豊かさを味わうとともに、海辺の暮らし、水俣病、漁から加工までの6次産業を学びます。漁師であり、水俣病の語り部であり、県内で人気のエンタテイナー「やうちブラザーズ」のメンバーでもある杉本さんのお話をじっくり聞けます。水俣のマチや山を船から見るという贅沢もします。  

今回、棚田のお米、新鮮な野菜、合鴨、手作りの豆腐、新鮮な魚介類、自家製の加工品などなど、水俣ならではのおいしい食事を用意しています。飲める方には、市民協働の芋焼酎「水俣あかり」、自由飲酒党総裁(沢畑)が推薦する日本で一番美味しい芋焼酎、久木野の棚田米で作ったお酒も用意します。軽く飲んで、語らいましょう。  
日時:10/31(金)13時〜11/3(月・祝)12時半
参加費:1万5千円 (高校生以上 定員10名)
宿舎:愛林館・相思社
日程:
■10/31(金)
1300 集合・アイスブレーク
1400 石垣積みの現場体験
1700 体験終了
1800 夕食(合鴨鍋)
2100 焼酎講座

■11/1(土)
730 朝食
830 石垣積みの現場体験
1200 昼食(愛林館名物タイカレーなど)
1300 石垣見学・日本一(自称)の石垣棚田を見る  昔人の苦労の跡を感じ取る  棚田を維持する工夫   棚田の公益的機能とめぐみの違い
1500 森林見学   森の恵みとは  人工林の育て方  愛林館の水源の森で木を切る   自然林見学   ダムで硫化水素の臭いをかぐ
1630 豆腐作り教室
1800 夕食(海鮮鍋)  鍋でご飯を炊く教室
2000 焼酎談義:農業と農、林業と森の違いを考える  水俣病を農村・山村から見ると  近代化の光と影

■11/2(日)
730 朝食
830 出発
900 チッソ周辺見学
930 埋立地を歩く・海を眺める(実生の森、慰霊碑、魂石、大きな産業廃棄物処分場)
1030 仏壇と猫の墓にお参り、考証館見学
1200 昼食(南里にてお好きにどうぞ)
1330 杉本家の50年:杉本肇さん語り
1500 不知火海とイワシ漁 杉本実さんの漁船で水俣湾・袋湾・不知火海を巡る。
1630 六次産業と呼ばれる杉本水産紹介 魚をバッチ網で獲り、自前の加工場で加工して、消費者に販売する。この過程をライフサイクル・アセスメントで見る
1800 千宝の湯
1930 杉本さん宅で、今日の振り返りと海の幸歓迎交流会:エンタテイナーとしての杉本家
2130 終了

■11/3(月)
900 ワークショップ1:「山と海から近代化を考える」   どういう状態が近代化を乗り超えたことになるのか?   森と棚田と海は近代化をどう利用するといいのか?
1030 ワークショップ2:「ではあなたは何を?」   現実的な第1歩の行動を考える


☆注意事項
・汚れてもいい服をご用意下さい。
・最小催行人数は5人。人数に達しない場合は実施いたしません。
・原則として部分参加はできません。
・体調や持病などの事情がある場合は、事前にお知らせ下さい。
・内容は、天候などにより変更になる場合があります。
・本事業の実施に際し、安全には万全を期しますが、万一の場合の補償は、加入していただく保険の範囲内に限らせていただきます。
・キャンセルの場合、特別な事情がない限り1週間前までにご連絡下さい。


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愛林館 TEL&FAX 0966−69−0485  
airinkan@giga.ocn.ne.jp